漫画は本屋で買いたくなる
漫画を買いました。『乙女怪獣キャラメリゼ』という漫画です。
乙女怪獣キャラメリゼ 1 (MFコミックス アライブシリーズ)
- 作者: 蒼木スピカ
- 出版社/メーカー: KADOKAWA
- 発売日: 2018/06/23
- メディア: コミック
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絵もかわいいしストーリーも王道の少女漫画という感じで、とても面白かったです。
この本についても書きたいことはいろいろあるのですが、その話はまた今度にしたいと思います。
さて、この本、本屋さんで買いました。リンクからわかるように、Amazonでも買えるんですが。2,3件近所や大学近くの書店をまわっても見つからなかったので、最後は新宿の紀伊国屋書店まで行ってしまいました。
どういうわけか、漫画を買うときは、通販や取り寄せではなく、書店に並んでいるものを買いたい、という気持ちがはたらきます。どうしてなのか自分でもよくわかっていなかったのですが、最近ふとその気持ちをうまく言語化できたので記録しておきます。
通販や取り寄せで本を買った場合、本がほとんど機械的に自分のもとに届きます。通販なら自宅まで本が届きますし、取り寄せでも書店に行けば本を店員さんが出してくれて、それをそのまま購入します。どうもわたしは、これに対して本を「選ばされている」という感覚を持っているようなのです。本が手元に届いたら、その本は基本的にもう自分が購入することが決定していて、やっぱりいいや、ということができません。
一方、書店にあるものを購入する場合、自分で本を探さなければなりません。漫画コーナーを探して、棚の番号を確認して、一冊一冊タイトルを見ていきます。そして目的の本が見つかって、その本を手に取ったとして、その本を買うかどうかはまだ決まっていません。手に取ったはいいけど、いまいちピンと来なくて、やっぱり今日は買わなくていいやと本棚に戻すこともありますし、同じ本が複数ある場合、そのどちらを買うかも自分で選べます。
わたしは多分、このような、自分で本を探して、見つけて、その上で買うかどうか決める、というやりかたの方が、自分でこの本を「選んだ」という感じがして好きなんだと思います。同じタイトルの本ならどれでもいいというわけではなくて、自分が手に取ったものこそが自分にとってふさわしいというような。本に一期一会てきなものを求めているのでしょうか。
このプロセスもまた、自分の中で読書体験の一部として認識しているのだと思います。
自分でもよくわからないこだわりだなと思うのですが、うまく言語化できてすっきりしました。
補足
ちなみに、漫画以外の本だとこの現象はあまり発生しません。教科書や雑誌は普通に取り寄せたりAmazonを使います。
本以外のものは割と実物を見て買いたい派です。写真やスペックを見るのと実物とでは印象が全く変わってくるので。でも漫画は実物をみても特に新たに得られる情報が無いので(むしろAmazonとかの方が試し読みの類いが充実している)、やっぱり漫画はまた違った理由なんだと思います。